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poziomkaとポーランドの人々

悲しみに沈んだ日

ポーランド大統領専用機墜落、乗客・乗員合わせて96人全員死亡という悲しいニュースが飛び込んできてから一夜明けました。

昨日(10日)の朝、私達は朝食を食べた後で、コメディドラマを見ていました。
そこへ親戚のおじさんから電話が来ました。

「ニュース見ているか?大統領を乗せた飛行機が墜落したようだぞ!」

すぐに報道チャンネルに変えると、顔色を変えたアナウンサーの姿がありました。
疑惑は真実に変わり、アナウンサーは一瞬声を詰まらせた後、悲しいニュースを告げました。

それからは、夫も私も他のことは何も考えられず、1日中報道番組を見ていました。
ポーランドのテレビ局、TVP1、2とTVNは、1日中大統領専用機墜落のニュースばかりでした。
ニュースでいろいろな情報を知るにつれ、事故を回避することができたのではないかと思えてしまい、いっそう悲しみが募ってしまいます。

例えば、濃霧だったために、目的地のスモレンスクではなく、ミンスクかモスクワへ着陸するよう指示が出ていたこと。それでも、式典に間に合わなければならない、というプレッシャーから、スモレンスクへの着陸を強行してしまったのでは、という話が出ています。

また、7日には、トゥスク首相とロシアのプーチン首相が出席してのカティン追悼式典が既に行われていたので、無理して10日にもう一度式典を開く必要があったのかということ。

飛行機には、大統領夫妻をはじめ、テレビでもよく拝見する政治家、国会議員の方々が大勢乗っておられたので、それもショックで、昨日も今日もポーランドと共に悲しみにくれる1日を過ごしたように思います。

ポーランド記憶院総裁、ポーランド国立銀行総裁、各軍のトップの方々まで乗り合わせており、ポーランドは一度に国家主要人物を失ってしまったことになります。

大統領代行は、憲法に従って、ポーランド下院議長のコモロフスキ氏が務めることになりました。
コモロフスキ氏は、秋に予定されていた大統領選挙にも出馬することになっていました。
今回の事故を受けて、大統領選挙は予定より早まることになるようです。

今日は日曜日だったので、エヴェリナをベビーカーに乗せて教会へ行き、街の様子も見てきました。

↓ 旧市庁舎前には花とろうそくが飾られていました。
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↓ 旧市庁舎の時計の下には、喪章をつけた国旗も掲げられていました。
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↓ 国立アダム・ミツキェヴィチ大学にも黒い旗が掲げられていました。
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↓ 王宮(ザメク)にも黒い旗が見えます。
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↓ ポズナン暴動記念碑の前にはたくさんの人が集まり、花を捧げたり、ろうそくに火を灯したりしていました。
ここを訪れた時、ちょうど正午になり、サイレンが鳴り響きました。ポーランド中で2分間の黙祷を捧げたのです。その2分間、車も市電も止まり、本当に静かな2分間でした。
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ポーランドは国家として昨日から1週間喪に服すことになりました。

亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

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(ポズナン暴動記念碑前に供えられた花やろうそくの数々)


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by poziomka | 2010-04-12 00:14 | 日常 | Comments(6)