ポーランドでのちょっとした出来事や読書のことなどを綴っていきます。

by poziomka

カテゴリ:ショパンコンクール( 7 )

今、ショパンコンクール入賞者コンサートを聴きながらこのブログを書いています。

エヴェリナの邪魔にあいながらも(?)なんとか本選は全部聴くことができました(^^)
残念ながら本選に日本人どころかアジア人が一人も残らず、ポーランド人もパヴェウ・ヴァカレツィ(Paweł Wakarecy)さんしか残らなかったので、残念に思っていましたが、それ以上に素晴らしい演奏を聴くことができて満足な本選でした。

ただ、私の中では優勝はオーストリアのインゴルフ・ヴンデル(Ingolf Wunder)さん、2位はロシアのダニール・トゥリフォノフ(Daniil Trifonov)さんだと思っていたので、そのお二人が2位と3位だったことが残念でした。

優勝は45年ぶりに女性のユリアンナ・アブデーエワ(Yulianna Avdeeva)さんでした。
(前回の女性優勝者は、偶然にもオープニングコンサートで演奏され、審査員でもあったマルタ・アルゲリッチさん(1965年)だったそうです。)

私が本選でイチオシだと思ったインゴルフさんの演奏では、演奏が終わる前からスタンディングオベーションで、拍手がいつまでも鳴り止みませんでした。その結果、ピアノ協奏曲賞に決まったようで、それだけでも嬉しく思います。

もしご興味あれば、インターネットで演奏が聴けますので、是非!
皆さんはどのピアニストの演奏が気に入られましたか?

第16回ショパンコンクールアーカイブ

第16回ショパンコンクール審査結果



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by poziomka | 2010-10-22 05:50 | ショパンコンクール | Comments(0)

ショパンコンクール終了

10月18日から4日間にわたって行われていたショパンコンクール本選が昨日(21日)終わりました。
1日3人ずつで、オーケストラをバックにピアノ協奏曲を弾くのが課題でした。その課題曲も
1.ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 op.11
2.ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調 op.21
の2曲から選ぶもので、たった2人(31番Mr Dong Hyek Limさん(韓国)と44番根津理恵子さん)だけが2の方を選び、残りの10人は1の方だったので、1の曲は覚えるほど聴いてしまいました。
毎回同じ曲を聴いているとやはり違いは分かってくるもので、技術的には分かりませんでしたが、この人の弾き方の方が耳に心地よい、とか、引き込まれてしまう、とか思いながら聴いていました。(残念ながら55番の関本さんの演奏は聴けませんでした・・・)

私が良かったと思ったのは以下の演奏です。
5 Pan Rafał Blechacz  Polska
29 Ms Ka Ling Colleen Lee  Chiny-Hong Kong
31 Mr Dong Hyek Lim  Korea Płd.
32 Mr Dong Min Lim  Korea Płd.
44 Ms Rieko Nezu  Japonia
75 Mr Takashi Yamamoto  Japonia

5番のラファウ・ブレハッチは本選の最後を飾る演奏をしたのですが、ショパンは本当にこのように演奏をしていたのではないか、と思わせるような素晴らしい演奏で、曲が終わる前から拍手の嵐でいつまでもいつまでも鳴り止みませんでした。
以前にも書きましたが、この繊細さと情熱を併せ持つ演奏がやはりショパンの曲にはぴったりなのだと思わされました。

夜11時から結果発表をテレビで中継するというので、起きて待っていたのですが、なかなか始まらず、11時半になってスタジオの方が「あと60分ほどで結果が出るようです」と話をされ、え~?!と思いながらもやはり生で見たくてテレビをつけたまま待っていました。
そして夜12時40分を過ぎた頃、ようやく審査員の方々が登場し、やっと結果発表となりました。
まず、特別賞3つが発表されました。
1.フレデリック・ショパン協会から「最優秀ポロネーズ賞」
5 Pan Rafał Blechacz  Polska

2.ポーランドラジオから「最優秀マズルカ賞」
5 Pan Rafał Blechacz  Polska

3.ポーランド国立フィルハーモニーから「最優秀協奏曲賞」
5 Pan Rafał Blechacz  Polska

3つともブレハッチさんが獲得し、会場からはどよめきが起こります。

続いて7位以下の発表がありました。同列なので、アルファベット順です。
25 Pan Jacek Kortus  Polska
27 Ms Rachel Naomi Kudo  USA
44 Ms Rieko Nezu  Japonia
46 Ms Yuma Osaki  Japonia
58 Ms Yeol Eum Son  Korea Płd.
78 Mr Andrey Yaroshinskiy  Rosja
(発表した方が緊張したのか、58番の韓国人の女の子の名前を呼ぶのを忘れるというハプニングがありました。)

そして、いよいよ6位から発表です。
6位 29 Ms Ka Ling Colleen Lee  Chiny-Hong Kong
5位 該当者なし
4位 55 Mr Shohei Sekimoto  Japonia
   75 Mr Takashi Yamamoto  Japonia
3位 31 Mr Dong Hyek Lim  Korea Płd.
   32 Mr Dong Min Lim  Korea Płd.
2位 該当者なし

ここまで聞いて、もう1位は誰もが分かったようで、会場もどよめき始めました。そして、
1位 5 Pan Rafał Blechacz  Polska

歓声が上がり、一斉にカメラのフラッシュがたかれました。
1975年のツィメルマン以来30年ぶりのポーランド人優勝者の誕生の瞬間でした。

2位の該当者がいなかったということは、それだけブレハッチさんの演奏が飛びぬけて素晴らしかったということでしょう。
途中のスタジオのコメントでも、「審査の方は2位以下でもめているようです」と入りました。韓国人兄弟をそろって2位にするか、どちらかを2位にするか、それともどちらも3位にするかというのが問題だったのかもしれません。
(ちなみに、発表はポーランド語と英語と両方で行われるのですが、発表者の方が混乱してしまったのか、英語で「South Korea」と言うべきところを「Korea Południowa」と言ってしまい、笑いが起こるという場面もありました。しかも「Korea」の発音は英語だったので^^;)

こうして10月3日から始まったショパンコンクールの日々は終わりました。今日22日に入賞者のコンサートが行われ、幕を閉じます。
テレビではありましたが、毎日ショパンコンクールを見て、聴いて、感じることができたのはとても良かったと思います。いつか、この受賞者達の演奏を生で聞いてみたいと思いました。
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by poziomka | 2005-10-22 18:01 | ショパンコンクール | Comments(4)
10月16日、ショパンコンクール第2次予選が終了しました。
13日から16日まで毎日、4日間の2次予選でした。
この第2次予選通過者の発表が同じ16日の夕方6時過ぎにあり、今度はその様子を生中継で見ることができました。以下が本選進出者の名前です。

5 Pan Rafał Blechacz  Polska
25 Pan Jacek Kortus  Polska
27 Ms Rachel Naomi Kudo  USA
29 Ms Ka Ling Colleen Lee  Chiny-Hong Kong
31 Mr Dong Hyek Lim  Korea Płd.
32 Mr Dong Min Lim  Korea Płd.
44 Ms Rieko Nezu  Japonia
46 Ms Yuma Osaki  Japonia
55 Mr Shohei Sekimoto  Japonia
58 Ms Yeol Eum Son  Korea Płd.
75 Mr Takashi Yamamoto  Japonia
78 Mr Andrey Yaroshinskiy  Rosja

この結果はここからコピーしたのですが、前回同様ポーランド人進出者だけ「Mr/Ms」と書くところを「Pan/Pani」としているようです。

全部で12人です。第2次予選参加者32人から更に半分以下に減りました。
いよいよ明日18日から本選です!

第2次予選も全部は見られませんでしたが、見た中でもよかったなと思った参加者は残っていました。
その参加者とは・・・
5 Pan Rafał Blechacz  Polska
25 Pan Jacek Kortus  Polska
29 Ms Ka Ling Colleen Lee  Chiny-Hong Kong
31 Mr Dong Hyek Lim  Korea Płd.
32 Mr Dong Min Lim  Korea Płd.
44 Ms Rieko Nezu  Japonia
です。

ところで、このショパンコンクールでは地元ポーランド人が優勝したのはもう30年も前のことになります。1975年(第9回)大会のKrystian Zimerman(クリスティアン・ツィメルマン)がその人です。有名なピアニストなのでご存知の方も多いのではないかと思います。
第9回ショパンコンクール
そして今大会、ポーランド人は皆、特に5番のRafał Blechacz(ラファウ・ブレハッチ)に30年前のツィメルマンの面影を見ているかのように、期待しています。
私自身、ブレハッチ君の演奏はとても好きです。彼の奏でる音がショパンの曲のイメージにぴったりなのです。やっぱりショパンにはポーランドの血が流れていたのだな、と思わずにはいられません。彼の演奏を聴くとなぜか涙が出そうになります。人の心を感動させるだけの力が彼の演奏にはあるということなのでしょうか。
私はピアノはプロではありません。他の多くの日本の方々と同じように「長く習っていた」だけです。プロの目から見ると(テクニックなどの面で)他の参加者の方が優勝に値すると思われるかもしれませんが、多くの人の心を引き付ける演奏者もまたコンクールの優勝候補者なのだと信じています。
そして、本選で12人全員の、更に素晴らしい演奏を聴けることをとても楽しみにしています。

今日は演奏はお休みで、明日(18日)から21日まで本選が行われるようです。
はっきりとは分かりませんが、時間帯が18時~21時頃のようなので、日本時間だと夜中の1時~4時頃になってしまうようです。インターネット中継を見るにしても大変な時間帯ですが、もしご興味があればどうぞ。
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by poziomka | 2005-10-17 17:43 | ショパンコンクール | Comments(5)
昨日(12日)はお休みで、今日(13日)からいよいよショパンコンクール第2次予選が始まりました。
演奏順はこちらで見られます。
もしインターネットで見られる方は先日ご紹介したKonkurs chopinowskiをご覧ください。
先程書いた私の注目ピアニストの演奏を聴いて頂ければ嬉しいです。
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by poziomka | 2005-10-13 19:37 | ショパンコンクール | Comments(2)
10月11日、ショパンコンクール第1次予選が終了しました。
3日から11日まで毎日ありましたから、9日間の予選でした。
この第1次予選通過者の発表が同じ11日の夜11時にあったそうです。(実際は遅れたようですが。)以下が第2次予選進出者の名前です。

2 Ms Soo-Jung Ann  Korea Płd.
3 Pan Piotr Banasik  Polska
5 Pan Rafał Blechacz  Polska
6 Mr Nicolas Bringuier  Francja
8 Ms Chiao-Ying Chang  Tajwan
13 Mr Alexej Gorlatch  Ukraina
19 Ms Hisako Kawamura  Japonia
21 Mr Yusuke Kikuchi  Japonia
22 Mr Ben Kim  USA
24 Pan Szczepan Kończal  Polska
25 Pan Jacek Kortus  Polska
26 Ms Olga Kozlova  Rosja
27 Ms Rachel Naomi Kudo  USA
29 Ms Ka Ling Colleen Lee  Chiny-Hong Kong
30 Mr Dmitri Levkovich  Kanada
31 Mr Dong Hyek Lim  Korea Płd.
32 Mr Dong Min Lim  Korea Płd.
41 Mr Marko Mustonen  Finlandia
44 Ms Rieko Nezu  Japonia
45 Ms Miku Omine  Japonia
46 Ms Yuma Osaki  Japonia
47 Ms Esther Park  USA
54 Mr Takashi Sato  Japonia
55 Mr Shohei Sekimoto  Japonia
58 Ms Yeol Eum Son  Korea Płd.
63 Pan Gracjan Szymczak  Polska
66 Pan Krzysztof Trzaskowski  Polska
67 Mr Nobuyuki Tsujii  Japonia
72 Pan Sławomir Wilk  Polska
74 Mr Ingolf Wunder  Austria
75 Mr Takashi Yamamoto  Japonia
78 Mr Andrey Yaroshinskiy  Rosja

この結果はここからコピーしたのですが、ポーランド人進出者だけ「Mr/Ms」と書くところを「Pan/Pani」としているようです。

全部で32人ですね。第1次予選参加者80人から半分以下に減りました。

私は第1次予選を全部見たわけではないのですが、見た中でもよかったなと思った参加者が残っているので嬉しかったです。
その参加者とは・・・
5 Pan Rafał Blechacz  Polska
(浜松ピアノコンクールで優勝(1位該当者なしの2位だったかもしれません。)。ピアノが歌っているような演奏でした。カーテンコール3回で拍手がいつまでも鳴り止みませんでした。)
19 Ms Hisako Kawamura  Japonia
(流れるような演奏で、心に残っていました。)
25 Pan Jacek Kortus  Polska
(夫と同じ名前だったので気になって聴いていましたが、素晴らしい演奏でした。しかも年齢は17歳と聞いてびっくり!将来が楽しみです。)
29 Ms Ka Ling Colleen Lee  Chiny-Hong Kong
32 Mr Dong Min Lim  Korea Płd.
(31番は彼の弟さんのようですが、演奏を聴き損ねました。今回は是非聴いてみたいです。)
54 Mr Takashi Sato  Japonia
です。

他にも、44番の根津さんという方が素晴らしいそうなのですが、私は聴き損ねたので、2次予選では是非その演奏を聴きたいと思っています。
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by poziomka | 2005-10-13 19:32 | ショパンコンクール | Comments(0)
昨日(10月2日)の夜、オープニングコンサートがあり、第15回ショパン国際ピアノコンクールの幕が開けました。
ワルシャワフィルハーモニーと一緒にピアノを演奏したのは、1980年の第10回大会で優勝したベトナムのダン・タイ・ソン(Dang Thai Son)さんでした。今回の審査員の1人でもあります。
私はテレビで見たのですが、それはそれは素晴らしい演奏で、アンコールの拍手もいつまでも鳴り止みませんでした。
会場に多くの日本人の姿が見られたのも印象的でした。

そして、今日(10月3日)からいよいよ第1次予選が始まりました。
テレビではTVP(ポーランドテレビ)のKultura(カルチャー)というチャンネルで生中継をしていたので、少し見ました。1人45分程の演奏なので、1日に演奏する人数も限られている訳ですが、どの演奏者も素晴らしい演奏を披露しているので、ちょっとしたミスが命取りになるんだな、というのを痛感しました。
厳しい予備審査をくぐりぬけて、この第1次予選に出ているのは80人。そのうち最多がポーランドで20人、次いで日本人19人というのですから、すごいことです。大体、半分がアジア出身だということです。
予備審査は今までは各自が自国から自分の演奏したビデオテープを送って審査員が審査するという方式だったそうですが、今回初めて応募者全てがワルシャワに来て審査員の前で演奏するという方式を採用したそうです。理由は、予備審査通過者の中でも、ビデオ中で見せていた素晴らしい演奏と、第1次予選で審査員の前で見せた演奏とがあまりに違いすぎる人が多かったからだそうです・・・。

さて、今回のショパンコンクールはテレビではTVP Kulturaというチャンネルで22日に閉幕するまでに130時間以上の中継を予定しているそうです!私もできるだけたくさん見たいな、と思っています(^^)

このTVPでは、インターネットでも中継を見られるようにしているそうなので、サイトをリンクしておきます。ご興味のある方はのぞいてみてください。私は試していないのでどんな感じか分からないので申し訳ないのですが・・・。
左下の画像サイズを選んでクリックすれば見られるのだと思います。
Konkurs chopinowski

こちらが、第1次予選の演奏順です。
Plan Przesłuchań I etapu / Auditions of the 1st Stage

ショパンコンクールについてのサイトです。

フレデリック・ショパン 国際ピアノコンクール (日本語です。)

Międzynarodowy Konkurs im. Fryderyka Chopina (公式サイト。ポーランド語版と英語版のみです。)
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by poziomka | 2005-10-04 05:03 | ショパンコンクール | Comments(2)
5年に1回開かれる「フレデリック・ショパン国際ピアノコンクール」。今年で15回目を迎えます。

高校生の頃までピアノを習っていた私にはショパンの曲というのは、発表会で弾きたい憧れの曲でした。忙しさもあって、あまり練習できず、それでも週1回のレッスンに通っていた私が弾くことのできたショパンの曲は「ノクターンop.9-2」と「別れのワルツ」だけでした。

しかし、大学に入ってショパンの母国であるポーランドとその言葉について勉強し始めた私には常に「ショパン」のことが頭の片隅にありました。

私がポーランドに住み始めたのは前回のショパンコンクールの1年後のこと。
1年早くポーランドに来なかったことを悔やみ、もし次回の時にポーランドにいたら是非行こうと考えていました。しかし現実はそんなに甘くなく、今実際ポーランドに住んではいますが、ここポズナンからワルシャワまでは遠く、行きたいと思ってすぐに行かれる距離でもなかったのです・・・。

ちょっぴり残念ではありますが、テレビで放送されるかもしれないので、それで楽しみたいと思います。いつか行かれることを夢見て。

さて、そのショパンコンクールが今日(9月24日)から始まりました。といっても、まだ予選の前の「予備審査」です。世界中から325人のピアニストが集まり、その中の80人が10月2日から始まる「第1次予選」に進むそうです。
その後、30人が「第2次予選」に進み、本選には12人しか進めません。
そしてそのうちの6人が入賞となります。
優勝者には金メダルと2万5千ドルが贈られるそうです。
ショパンコンクールは10月24日まで続きます。

本日のショパンコンクールについてのニュースは以下の通りです。
Młodzi pianiści startują po chopinowskie laury (若いピアニスト達、ショパンの栄冠へ向けてスタート)
「48人のピアニスト―内ポーランド人10人―が、第15回フレデリック・ショパン国際ピアノコンクール予備審査第1日目に参加した。コンクールは10月2日からワルシャワの国立フィルハーモニーで始まる」

ショパンコンクールについてのサイトです。

フレデリック・ショパン 国際ピアノコンクール (日本語です。)

Międzynarodowy Konkurs im. Fryderyka Chopina (公式サイト。ポーランド語版と英語版のみです。)
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by poziomka | 2005-09-25 03:37 | ショパンコンクール | Comments(0)