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poziomkaとポーランドの人々

ポーランドの子供たち(そしてかつて子供だった今の大人たちも)なら誰でも知っているポーランドの人形劇「Miś Uszatek(邦題:おやすみ、クマちゃん)」が、今日8月4日より東京都写真美術館ホールで公開されているようです。

映画として公開されていますが、ポーランドのテレビ(Telewizja Polska(ポーランドテレビ))では、10分ほどの短いお話で、主人公のクマがその日に起こった出来事を語る形式で進んでいきます。

原題の「Miś Uszatek」ですが、「Miś」は「クマちゃん」という意味で、「Uszatek」は「折れ曲がった耳」という意味です。人形を見るとわかると思いますが、主人公のクマさんは左の耳が垂れています。

こちらが、今回日本で公開されるために作られたホームページです。↓
映画「おやすみ、クマちゃん」公式サイト 

こちらには、1975年~1987年にかけて制作されたとありますが、今でもポーランドのテレビで放映されており、これからも末永く皆に愛されていく番組だと思われます。

夫も子供の頃に見たそうで、勧められて私もポーランドで見たことがあります。クマの声を演じる俳優さんの声がとても柔らかく、耳に心地よいので、子供だったらこの声を聞きながら眠りについてしまうな~と思いました。

日本では吹き替え版で公開されるようなので、もしオリジナルが見たい方はYoutubeなどで探してみてはいかがでしょうか。

↓ 公開される東京都写真美術館のURLを貼っておきます。
東京都写真美術館


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by poziomka | 2007-08-04 22:49 | テレビ・映画 | Comments(12)

先日(5月23日)の記事で、映画「ダ・ヴィンチコード」はポーランドでは何の問題にもなっていないと書きましたが、今日、それをくつがえす記事を読みました。

それが、こちら。 ↓
"Kod da Vinci" zakazany w niektórych miastach (いくつかの町で「ダ・ヴィンチコード」上映禁止) ポーランドインターネットサイトOnet.plより

この記事を要約しますと、ポーランド東のŚwidnik(シフィドゥニク)という町で上映が禁止になったそうです。その町の町長が上映禁止を命じたとか。理由は、様々な映画の批評を読んで、上映するに値しないと判断したからだと言いますが、それは表向きの理由ではないかと記事は書いています。この映画(本)では宗教団体Opus Dei(オプス・デイ)のことが悪く書かれていますが、この町長がOpus Deiと深い関わりがあり、気分を害されたというのが本当の理由ではないかということです。

この町の映画館側は、「我々の町の分まで映画のフィルムが足りなかった」と言っているようですが、マスコミの間では、やはり町長とOpus Deiの関係が理由ではないかとささやかれているということです。

この町を発端として、他にもいくつかの町で上映禁止が決まったそうで、ちょっとした問題になりそうです。

この記事の下の方にあるコメントでも、反対意見ばかり見られます。
「こんなことが起きるなんて、私がポーランド人であることが恥ずかしい!」なんて意見もあって、ポーランド人の多くはやはりこの映画をフィクション(エンターテイメント)としてしかとらえていないことが伺われます。

この記事の最後の文を紹介します。
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"To cenzura. Tego zabrania konstytucja. Władza publiczna nie powinna kierować się własnymi przekonaniami ideologicznymi ani politycznymi" - sprawę komentuje na łamach "Metra" konstytucjonalista z Uniwersytetu Łódzkiego dr Anna Młynarska- Sobaczewska.

「これは検閲です。このようなことは憲法では禁じられています。公的権力は、自分のイデオロギーや政治的な信念に従って行動すべきではないのですから」と、憲法研究者であるウッチ(Łódź)大学のAnna Młynarska- Sobaczewska(アンナ・ムウィナルスカ・ソバチェフスカ)博士は『Metro(メトロ新聞)』の中でコメントしている。
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ポーランドでは小さな町(村)であればそれだけ町長(村長)の権力がかなり強くなると言います。また、そのような小さな町だと教会も一つしかないことが多く、神父さんと町長さん(政治家)の関係もより密接になることが起きる場合があるそうです。

何にしても、エンターテイメントの世界に政治問題や宗教問題が絡んでしまうのは悲しいことだと思いました。
映画や本は、それぞれの人が自分の目で確かめて良し悪しを判断する権利があるのですから。


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by poziomka | 2006-06-06 17:38 | テレビ・映画 | Comments(4)

ダ・ヴィンチコード

とうとう話題作「ダ・ヴィンチコード」の映画が公開されましたね。
全世界一斉公開、ということで、ポーランドでも5月19日に公開されました。

この本ではカトリックに関連する謎解きがいろいろあるそうで、カトリック系の団体が世界のあちこちで映画を批判し、ボイコットなどする反対運動が起こっています。

ここポーランドは、国民の95%以上がカトリック、というまさにカトリックの国です。

それでは、至る所で反対運動が起こっているだろう、と思うところですが、全くといっていいほど何もありません。

映画は「フィクション」、宗教は宗教、として別々に考えているということでしょうか。

本屋では今もこの「ダ・ヴィンチコード」はたくさん売られています(ポーランド語版は「Kod Leonarda da Vinci」というタイトルです。)。

私達がいつも行く映画館「Multikino」のホームページでは、この映画の評価が、5段階評価で4.12になっていました。 ↓
Kod da Vinci (The Da Vinci Code)

驚いたことに、この映画館はポーランド全国にあるのですが、ポズナンの映画館では、「ダ・ヴィンチコード」公開の週から(毎週金曜日に新しい時間割が発表になります。)突然、たとえ前の週に公開になったばかりの映画があったとしてもその映画上映回数ががくっと減り、変わって「ダ・ヴィンチコード」が1時間毎に上映開始、となっていました!


ところで、私達もこの本を読んでみたいと思っていました。「面白そうだから」というよりも、「話題作だから」と言った方がいいでしょうか(^^;)

でもずっと、本屋に山積みになっている「ダ・ヴィンチコード」を横目に、つい違う本を買ってしまったりして、なかなか買う機会がなかったのですが、映画公開を前にした5月初旬、やっと購入しました。

もちろんポーランド語版で、値段は31.90ズウォティ(約1000円)でした。
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↑ 書籍画像はインターネット書店「merlin.pl」より

この本は難しい言葉がたくさん出てくるので、私は日本語で読みたかったところですが、今の所頑張ってこのポーランド語版を読んでいます。
大きなポーランド語の辞書を横に置いて読んでいるので、なかなか大変ですが、つい続きが気になって読んでしまいます。

映画も見に行きたいので、行くまでに読み終えたいところですが、今のペースで読んでいるとあと1ヶ月以上かかりそうなので、多分映画を先に見てから本を読み終えることになるでしょう。

この本を読んでいて思ったことは、カトリック関連の単語はポーランド語の方が日本語よりも私の頭にすっと入ってくるということです。

日本にいた頃はあまりカトリック関連の言葉に触れたことがなかったということと、ポーランドに来てから、テレビや家族の話の中でよく耳にするようになったので、自然に頭の中に言葉とイメージが出来上がったのかもしれません。

皆さんは、外国語の方が日本語よりもしっくりくるという言葉はありますか?



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by poziomka | 2006-05-23 03:37 | テレビ・映画 | Comments(4)

Wyznania gejszy

今日のタイトルの意味が分かりますか?

ヒント: 今公開中の映画のタイトルです。

正解はこちら ↓








日本語版タイトルは
「SAYURI」

英語版(オリジナル)タイトルは
「Memoirs of a Geisha」







英語でも「芸者」は「geisha」であるように、ポーランド語でも「gejsza(ゲイシャ)」と言います。

日本では昨年末から公開されたと思います。今もまだ公開されているのでしょうか・・・?

ポーランドでは3月8日の「Dzień Kobiet(婦人デー(女性の日))」にプレミア上映があり、10日からポーランド全国で公開されました。

私達も公開前から行こうと思っていました。
アメリカ人が撮影した「芸者の世界」に興味があったのです。

行ったのはいつも行っている映画館Multikino(ムルティキノ)です。
Multikino

公開されて1週間は1日に10回ほどの上映があったので、安心していたのですが、公開1週間後にはもう上映回数が1日に3回に減ってしまったので、慌てて昨日(21日)に映画館に行ってきました。
この調子だと来月には公開が終わっていそうです・・・(^^;)

さて、映画の感想を少し。
そもそも日本が舞台の映画を全編英語で撮影、しかも主要登場人物(主に芸者)は中国人女優というところに無理があると思うのですが、映画監督がアメリカ人、原作者がアメリカ人ということを考えるとなかなかよくできていたと思います。
これからのポーランド生活の中で、ポーランド人から「日本人女性=この映画に出てくるような芸者」と思われたら嫌だなと思いますが・・・。

ただ気になるところも多々あったわけで・・・。
英語と日本語が混ざっていたり、「芸者は遊女とは違う。アーティストなんだ」というセリフが出てくるのに遊女(花魁)のような着物を着ている芸者が出てきたり・・・。

全編英語にするのなら、英語で進む映画の所々に日本語を散りばめるよりも、英語だけが聞こえてきた方が自然な感じがしたかもしれません。


この映画を見て思い出したのは、渡辺謙のハリウッドデビュー作であった「ラストサムライ」です。
あの映画は英語と日本語がうまく調和していてよかったなと思います(アメリカ人と日本人は英語で話し、アメリカ人同士ももちろん英語で話し、日本人同士は日本語で話していました。)。
やはり日本人同士が英語で話しているというのは本の世界なら納得できても、映像の世界では納得できないものだというのを実感しました。


映画の原作になった「Wyznania gejszy」はポーランド語に訳されてポーランドでも出版されています。
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↓ このインターネット書店より画像をお借りしました。
Wyznania gejszy

この本は我が家にもあるので、今度読んでみようかと思います。日本語訳にも興味ありますが(^^)


最後にMultikinoのホームページよりポスター画像をお借りして・・・。
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by poziomka | 2006-03-23 01:38 | テレビ・映画 | Comments(3)

オランダのテレビ番組ですが、ポーランドでも放送されている番組があります。
ポーランド語のタイトルは「Chcę być piękna(きれいになりたい)」というもので、容姿にコンプレックスがある女性が登場し、一流の整形医師、スタイリスト、美容師などの力で美しく生まれ変わるというものです。
日本でも似たような番組を見たことがあるので、どこの国でも同じようなものだな、と思いながら見ていたのですが・・・。

驚いたのが、どの女性も必ずといっていいほどます「鼻」にコンプレックスを持っています。
しかも悩みが、「鼻を高くしたい」という日本人とは反対で、
「鼻をちっちゃくてかわいらしくしたい」
というもの。

キャンディ・キャンディもびっくりの(?)この「鼻コンプレックス」。
どこの国でもやはり鼻は顔の中心にありますし、最初に見るところなのでコンプレックスを感じやすいのかもしれませんが、皆ないものねだりなのだな~と感じた瞬間でした。

実際、私もポーランドに来てからこの「小さい(低い)鼻」をよく褒められます。「かわいいお鼻♪」のように。夫も事あるごとに、私と鼻を交換したいなどと言っています。

私は特に「鼻コンプレックス」があったわけでもありませんが、こちらに来てから自分の鼻が自慢になりました(笑)
夫いわく、「世界に一つだけの」ならぬ「世界に一つだけの」なんだそうです(^^)
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by poziomka | 2005-09-21 18:54 | テレビ・映画 | Comments(4)

ポーランド映画

ポーランド映画の秀作・新作を一堂に 13日から開催

「ポーランド映画 昨日と今日」と題して、ポーランド映画12本が上映されるそうです。場所は東京国立近代美術館フィルムセンターで、9月13日から25日まで開催されるようです。

詳しいプログラムは東京国立近代美術館フィルムセンターのホームページに掲載されていました。
こちら

私が見たことのない作品も多く上映されるようですが、これほど様々な種類のポーランドの映画が日本で公開されることを嬉しく思います。私はポーランドにいるのでもちろん行かれませんが・・・。

ご興味のある方は足を運ばれてみてはいかがでしょうか。
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by poziomka | 2005-08-30 22:55 | テレビ・映画 | Comments(0)

デカローグ

最近、TV Polonia(テレビポローニャ)やTVP Kultura (ポーランドテレビ・カルチャー)といったチャンネルで(どちらもTVP(ポーランドテレビ局)の番組です。)ドラマ「デカローグ」が放送されていました。
ご存知の方も多いと思いますが、「デカローグ(Dekalog)」は今は亡きクシシュトフ・キェシロフスキ(Krzysztof Kieslowski(苗字の最初のsの上にアクセント記号が入ります。)監督の作品で「十戒」という意味です。モーゼの十戒にのっとって、10の作品からなっています。(1988年の作品です。)

これまで私は2~3作しか見ていなかったので、この機会を利用して全て見ました。
この「デカローグ」はどの作品もわりと見る者に考えさせておいて終わったり、ハッピーエンドではなかったり、と見終わった後に何となく重い感じが残るようなものばかりだったのですが、先日最後に見た10番目の作品は爽やかな気分で見終わることができたのでご紹介したいと思います。

十戒の10番目の戒めとは
「Ani zadnej rzeczy, ktora jego jest.(他人の物を欲するな)」です。(文字化けを防ぐため、ポーランド語特有の文字を記号なしの文字に置き換えてあります。)

イェジーとアルトゥールの兄弟の父親が亡くなり、父親がたくさんの価値ある切手を収集していたことを知ります。この切手を売って借金を返そうとする二人でしたが、この切手がいかに価値のあるものか、いかに父親の大切なものだったのかを知り、売るのをやめ、一方で彼ら自身も切手収集に魅かれていきます。そんなある日・・・。

今はベテラン俳優のJerzy Stuhr(イェジー・シュトゥール)とZbigniew Zamachowski(ズビグニェフ・ザマホフスキ)が兄弟役で主演、そしてなんと、Jerzy Stuhr(イェジー・シュトゥール)の息子のMaciej Stuhr(マチェイ・シュトゥール)がイェジーの息子役で出演していました。
マチェイさんは今は立派な俳優として活躍しているので、17年も前に親子で出演していたのかと思うと感慨深いものがありました(^^)まだ子供のマチェイさんはとてもかわいかったです。でも話し方は今とほとんど変わりありませんでした!その頃からもう立派な俳優への道を歩まれていたのですね。
ちなみに、Zbigniew Zamachowski(ズビグニェフ・ザマホフスキ)さんは日本でも知られているキェシロフスキ監督の「トリコロール・白の愛」に主演されています。
また、Jerzy Stuhr(イェジー・シュトゥール)さんは、アメリカのアニメ映画「シュレック」の中でロバの声を演じているので、ポーランドの子供達の間では「ロバ」と呼ばれているそうです(^^)

「デカローグ」のどの作品にも、今は名の知れた俳優さん達が出演されているので、キェシロフスキ監督は先見の明があったのでしょうね。「デカローグ」がこの俳優さん達の出発点だったと言っても過言ではないかもしれません。
機会があれば是非「デカローグ」をご覧になってみてはいかがでしょうか。いろいろと考えさせられます。
日本では「デカローグ DVD-BOX」というものが売られているようなので、「リンク」に追加しておきました。ご興味のある方はのぞいてみてください。
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by poziomka | 2005-08-19 01:35 | テレビ・映画 | Comments(6)