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poziomkaとポーランドの人々

ポーランド面白ニュース

今日、いつものようにインターネットで日本のニュースなど読んでいたら、「ポーランド」の文字が目に入りました。それはこんな記事でした。↓

ポーランドで行方不明の老人をロンドンで発見

これは昨日(15日)のニュースのようでしたが、テレビのニュースで見た覚えはありません。でもきっとポーランドのインターネット記事にも載っているはず!と思い、探してみました。
するとありました~♪

Zaginiony emeryt odnalazł się w Londynie (行方不明の老人をロンドンで発見)

以下訳して載せます。
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Żnin(ジュニン)の家族は二日間、家から出かけたきり帰ってこなかった84歳の男性を探していた。老人は思いがけずロンドンのヒースロー空港で見つかったと水曜日に警察が明らかにした。

Ludwik Z.(ルドヴィク・Z)(訳注:ポーランドでは同じ名前の人が多いことから、人物を特定させたくない場合、名前だけ明らかにして、苗字はイニシャルにします。)は自転車に乗って、息子と住む家から出かけたが、どこに行くかは言っていなかった。老人は夜になっても帰ってこないので、家族で探し始めたが、どこにも見つからなかった。

「二日後、我々のもとに、老人が行方不明になったと捜索願が出されたのです。それで、すぐにOSP(Ochotnicza Straż Pożarny=志願消防隊)の隊員も含む捜索隊を結成しました。捜索はすぐに打ち切ることになりました。Żninの警察本部にLudwik Z.を見つけたと電報が届いたからです」とŻninの警察のスポークスマンであるKrzysztof Jaźwiński(クシシュトフ・ヤジヴィンスキ)は述べた。

電報はポーランドの領事館から届いた。男性が長い間ヒースロー空港を途方にくれた様子でさまよい歩いていたところをイギリスの国境警備官が保護したという。

「家族はどうしてLudwik Z.がそんなところに行ってしまったのか説明できませんでした。男性は英語も知らず、イギリスには親戚も知り合いもいませんでした。しかし、ワルシャワからロンドンへ行く航空券を買うのに十分なお金は所持していました」と警察のスポークスマンは付け加えた。

ポーランド外交官の助けもあって、Ludwik Z.は家族のお金でŻninへと送られた。老人はもう家に帰ってきている。
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一番「ポーランドらしい」と思ったのは、最後の文で、男性の帰りの飛行機代はイギリスが出したのでもなく、ポーランドが出したのでもなく、男性の家族が出したということを強調しているところです。この文を入れないと、国がお金を出したと思われて、ポーランド人から反発が出る恐れがあったということでしょう。

ちなみに、上記の日本語の記事に英語の記事のリンクもありました。↓
Polish pensioner gets on his bike, ends in London (ポーランドの老人、自転車で出掛け、ロンドンへ)

この英語の記事でもやはり「イギリスらしい」と思ったのは最後の1文です。
「Since joining the European Union last year, Poles have been flocking to London to work.(昨年EUに加盟してから多くのポーランド人がロンドンに仕事に来ている。)」

まさか84歳のおじいさんが仕事を探しにロンドンへ行ったなんて誰も思わないでしょうが、あまりにたくさんのポーランド人がロンドンに仕事に来ていることに対するイギリス流の皮肉でしょうか(^^;)

新聞記事にはそれぞれ地域の特性が表れていますね。
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Commented by ちゃめ at 2005-12-19 19:42 x
初めまして
このニュースはBBCでも取り上げていましたよ。
全訳をTBしま~す。
Commented by poziomka at 2005-12-20 04:51
ちゃめさん、
初めまして。トラックバックありがとうございます。
BBCの話、読みました。このおじいさんは本当に仕事探しに行っていたんですね~!私が読んだこのイギリスのニュースの最後の文は皮肉かと思っていましたが、本当の話だったとは驚きです。
しかもイギリスに行くためにこつこつ貯金していたなんて、すごいですね~。
by poziomka | 2005-12-16 19:56 | ニュース | Comments(2)