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poziomkaとポーランドの人々

ハリーポッターシリーズ

ブログ紹介のところに「読書のことなど綴っていきます」と書いたのに、全く読書のことを書いていませんでした(^^;)
ポーランドの児童書については本編であるホームページの方にアップしていきたいので、このブログではそれ以外の読書について時々書いていこうと思います。

今日は日本でも有名な「ハリーポッターシリーズ」について。

ハリーポッターの1冊目を読んだのはまだ日本にいた頃でした。
実はあまり読む気はなかったのですが、新聞で「翻訳がとてもいい」と書かれていたので、「翻訳の勉強に」と思い、日本語版と英語版を両方購入し、読みました。面白かったのですが、2冊目も絶対読もうとは思いませんでした。

ポーランドに来てからハリーポッターの映画第1作目が公開され、見に行きました。ポーランドでは子供向けの映画は全てポーランド語吹き替えなので、セリフは全てポーランド語でした。耳から英語を聞いてポーランド語の字幕を読む、という器用なことはできなかったので、これは私にとって好都合でした。映画のセリフを全て聞き取ることはできませんでしたが、原作を読んでいたので話の筋が分かり、楽しめました。

その後、映画の2作目があることを知ると、それも見に行きたくなり、より理解するためには原作を読んでおいた方が良いと思い、2冊目を読むことにしました。今度はポーランド語で。映画が吹き替えなので、ポーランド語版を読んでおいた方が映画も理解しやすいと思ったのです。それに、ポーランド語の勉強になるとも思ったので。

しかし、のんびり読んでいたら、映画公開までに2冊目を全部読み終えることができず、半分くらい読んだ時点で映画を見に行きました。すると、案の定疑問点が浮上・・・。その後2冊目を最後まで読んだことは言うまでもありません。

さて、映画3作目が公開されることを知り、3冊目を手に取りました。しかし、ポーランド作家の別の本に気が行っていたので、結局第1章分しか読み終わらずに映画を先に見に行ってしまいました。後で様々な評論を読んだりして分かったことですが、この3作目あたりから原作が長くなってきたので映画で多くが削られているとのこと!映画自体は楽しめましたが、やはり、原作がどうなっているのか知りたくて、映画の場面を思い出しながら本を読みました。原作の方が絶対面白い!と思えたのはこの3冊目が初めてです。

そして最近映画4作目が公開されました。私は行く予定ですがまだ行っていません。今回はかなり早くから4冊目を読み始めていたので、途中息切れしたものの、映画に行く前に読み終わることができました!私が本を読みながらイメージした場面がどのように映像化されているのか楽しみです。

さて、ハリーポッターシリーズを4冊読んで思ったことですが、これを児童書の部類に入れていいのだろうか、ということです。ハリーポッターの世界をイメージした時に私が思い浮かべる色は「黒」です。それだけ暗い世界に思えるのです。
確かに「善対悪」という図式は児童書の中でよく出てくるモチーフだと思います。しかし、大人の魔法使いが十代の少年を相手に「殺し合い」をするというのは子供に読ませるにはふさわしくないのではないかと思ってしまいます。
様々なところで目にしたので書いてしまいますが、4冊目では同じ学校のハリーの友達が殺されてしまいます。私が読んでもショックだったので、簡単に感情移入しやすい子供たちはどんなにショックを受けるだろうかと思いました。
今回の映画4作目で初めて年齢制限がついたと聞きました。ハリーポッターの次の映画を、次の巻を楽しみにしている子供たちがたくさんいる中でこのような処置をしなければならなかった映画会社関連の方々も困惑しただろうと思います。最初から「児童書」として売り出すのだったら、最後まで「児童書」としての要素だけを散りばめて欲しかったなと思えてなりません。
一方で、もし完全な児童書だったら、これだけの社会現象にはならなかったのかな、とも思ってしまうのですが・・・。

最後に、ポーランド語の翻訳についてですが、作者の考え出した造語もポーランド語でうまく訳されていて面白いなと思います。そのような造語については巻末に原語と共に説明書きがあるので分かりやすいです。特に私なんか、「知らない単語だな~」と思って様々な辞書を引いてもなかったりすると、巻末に載っていたりするのですが・・・。
それにしても、日本語版では4冊目から2巻組みになっているようですが、ポーランド語版は英語版同様1冊に収めてあります。ちなみに、4冊目は約750ページ、まだ読んでいない5冊目に至っては約950ページなので、本を持つ手も疲れるくらい読むのが大変です(^^;)
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Commented by andrzej11 at 2005-12-06 08:27
 ハリーポッターは日本でもたいへんな人気ですが、私はどうもハリーポッターの世界には入って行けず、本は一冊目で挫折し、映画は途中で寝てしまう始末でした。
 しかし、英国の不思議な児童小説は大好きで、「飛ぶ船」とかメアリーポピンズシリーズ、ナルニアシリーズ、ピアスの本などたくさん読みました。なぜハリーポッターだけ好きになれないのか分かりません。
 友美さんの感想を読んで、ひょっとしたらあの物語には、暗い部分があるからなのかなと感じました。映画はCG効果が優れていて、リアルに怖い。ロードオブザリングもヴァイオレンスシーンが多くて辟易したくらいで・・・
 H・ポッターは子供向きではない内容ということですが、(なんせ読んでいないのでなんとも言えないのですが)大人のためのファンタジーなのでしょうね。
 まあ好みの問題でもあるので、日本語でも読めない本は読めないし、好きなら英語でも何語でも読めるのだろうなと思いました。
Commented by poziomka at 2005-12-10 18:13
フデさん、
ハリーポッターは私も惰性で読んでいるような気がしないでもないですが・・・。続き物ってなんとなくやめられないのですよね。確かに、世界中でこれだけ爆発的な人気を呼んだ理由は何なのだろうとよく思います。
やはり児童書は明るくあって欲しいですよね。
by poziomka | 2005-12-05 23:48 | 読書 | Comments(2)